発想を遊ぶツールを作った：3スロット発想ジェネレーター

新しい事業アイデアって、考えようとすると出てこない。
でも、ふとした偶然の組み合わせから、思わぬ発想が生まれることがあります。

そんな瞬間を意図的に作りたくて、「3スロット発想ジェネレーター」というWebツールを作りました。
ボタンひとつで、業界 × 業界 × 抽象軸（社会・自然・人・情報・時間など）
をランダムに組み合わせてくれる、シンプルな“発想マシン”です。

🎡 どんなツールなのか

画面には3つのリールがあります。
左と中央は「業界（例：教育、観光、医療…）」、右は「抽象軸（例：信頼、自然、情報、時間…）」。

ボタンを押すたびに、こんな感じの組み合わせが出てきます。

飲食 × IT × 信頼
教育 × 観光 × 自然
ファッション × 医療 × 時間

見た瞬間に「何の関係があるの？」と思う組み合わせほど、脳が動き出します。
そこから「もしこの2つの業界が信頼を軸に交わったら？」と考えるだけで、もう立派なブレインストーミングになる。

ツールの面白いところは、「偶然」から現実的な構想が立ち上がること。
いくつか実際に出てきた例をもとに、事業アイデアを考えてみました。

→ 「個人の味覚データを学習するAIレストランアプリ」
　来店履歴や評価をもとに、AIが“あなた専用の味”を提案。
　レビューやSNSよりも“舌の記憶”を信頼の基盤にするサービス。

→ 「フィールドワーク型の地方留学プログラム」
　旅を通して地域の自然や文化を学ぶ教育事業。
　修学旅行の延長ではなく、“現地の人から学ぶ体験”をカリキュラム化。

→ 「体調変化を可視化するウェアラブル服」
　服そのものが健康データを計測し、色や模様の変化で時間的な健康トレンドを示す。
　医療とファッションの融合で、健康を“見せる”ライフスタイルに。

ビジネスアイデアを考えるとき、僕らはどうしても“過去の延長線”で考えてしまう。
けれど、新しい発想って「異なる文脈が交わる瞬間」にしか生まれない。

だから、意図的に文脈を混ぜる装置を作ろうと思いました。
アイデアは論理ではなく、出会いです。
このスロットを回すたびに、あなたの思考もきっとどこかに跳ねるはず。

ツールはブラウザでそのまま動きます（無料・登録不要）。

新しい事業を考えたい人、チームのブレストを盛り上げたい人、あるいは単に“発想の遊び”を楽しみたい人へ。
偶然が、新しい始まりになるかもしれません。