【比較!】どんな葬儀社を選ぶべき? ~互助会?ネット系?~

葬儀

葬儀社選びって悩みますよね。
一生に1度のことですし、安価なものでもないので失敗はできない。
でも葬儀社の良し悪しって何を基準にしたらいいかわからない…

数ある葬儀のサイトは葬儀社が運営しているケースが多いので、どれを信じていいかわかりません。
そんなときに葬儀社選択のヒントになると思いますので、ご紹介していきます。

この記事のポイント
・以外と知らない葬儀社の種類についてわかります。
あなたが選ぶべき葬儀社のポイントがわかります。

葬儀社のタイプは大きく分けて4つ

葬儀社のタイプは大きく分けて4種類あります。個々に色が違うので簡単に説明します。

『互助会系』…会員制度をとっており、冠婚葬祭費用の積み立てを行っている。
『全葬連系』…葬祭専門業者団体。独自のガイドラインに沿って安心・安全をうたっている。
『独立系』…特定の団体には所属せず、独自で行っている。
『ネット系』…安価でセット料金が一般的。全国的にネットワークがある。

互助会系

『互助会系』はこんな人にお勧め

  • 葬儀に対して金銭的な事前準備しておきたい方。
  • 信用度の高い葬儀社で葬儀を行いたい方。
  • 綺麗な自社式場で葬儀を行いたい方
  • ある程度、儀礼的な葬儀を行いたい人

互助会とは

互助会とは加入者が毎月一定額の掛金を前払金として払い込むことにより、冠婚葬祭の儀式に対するサービスが受けられるというシステムです。葬儀の「生前予約」というとわかりやすいと思います。

冠婚葬祭なので、葬儀だけでなく結婚式や成人式の着物でも使えたりと様々な用途があります。
また、前受金保全制度があり、加入している互助会が倒産しても前受金の1/2は保証されます。

『互助会系』葬儀社の特徴

特徴としては、前受け金制度(互助会)のおかげで資金力がある為、葬儀式場などに力を入れていることが多く、自社会館を持っている葬儀社は『互助会系』葬儀社が多い傾向にあります。

互助会を運営できるのは、割賦販売法に基づき経済産業大臣の許可を受けた事業者のみです。よってある程度資金力があり、社会的な信用度は高いと思われます。
その為、個人情報保護やコンプライアンスに関する意識が高い傾向にあります。

互助会に加入してもらうことが優先である為、会員価格と一般価格ではかなり違いが出てきます。一般価格として割高な印象があるのはこのためです。

全葬連系

『全葬連系』はこんな人にお勧め

  • 互助会が嫌いな方
  • 地元の付合いや風習を重んじたい方
  • 葬儀をある程度しっかり行いたい人

全葬連とは

全葬連とは、日本最大規模の葬祭専門事業者団体「全日本葬祭業協同組合連合会」の略称です。
日本全国で1,277社のネットワークであり、共同購買事業、業界の健全な発展、葬祭事業の近代化、業界の倫理確立と地位向上、人材の育成による葬祭従事者の資質の向上などを目的としています。

『全葬連系』葬儀社の特徴

互助会に比べ、会社規模としては大きくないものの、同業者間で手を組み業界の発展を行っています。と言っても葬儀社による規模はかなり差があり、自社式場を持っている葬儀社もあれば事務所のみで運営している葬儀社もあります

独自の会員制度を設けているところもあるが、全葬連特有の「if共済」という会員制度があります。これは互助会のような積立型ではなく、1万円で加入でき、かつ葬儀代金の割引が受けられる制度となっています。

コンプライアンス意識の高い葬儀社もありますが、個人店のような葬儀社も混在しており、まさに玉石混交と言った感じです。互助会系・ネット系に対しアンチなことが比較的多く、ホームページ上で批判的な記事を目にすることがあります。

老舗が多く、その地域に根差した運営を行ってくれるので、風習や儀礼についてはしっかりと把握していることが多く、安心感は大きいと思います。

独立系

『独立系』はこんな人にお勧め

  • 新しい、珍しいサービスのある葬儀を行いたい方。
  • 従来通りではなく、個性ある葬儀を行いたい方。

独立系とは

特定の団体には所属せず、独自で行っている葬儀社です。

『独立系』葬儀社の特徴

しがらみがないので、会社によって様々なアプローチがあり、個性的な会社が多くあります。
葬儀業界のベンチャー企業と言った方がわかりやすいかもしれません。

規模については様々で、大手企業の傘下であったり上場していたり様々です。
よくある共通点としては、元から葬儀社ではなく新規参入してきた企業が多いのが特徴です。

自社式場を保有しているケースも多く、葬儀場をイメージさせない綺麗でオシャレな施設であるケースも増えています。

その為、従来の葬儀形態よりも新しい形を提供し続けていることが多く、現代的なやり方を評価される一方、回顧主義の人々は難色を示すこともあるでしょう。

ネット系

『ネット系』はこんな人にお勧め

  • とにかく安くしたい方
  • 葬儀を簡易的に行いたい方
  • なんでも自分で調べ、行動できる方

独立系とは

ネット系とはインターネットを使った葬儀サイトで、葬儀の運営ではなくサイト運営を主としている会社です。
葬儀の受注をインターネットや電話で行い、葬儀事態は自らは行わず、提携している葬儀社へ依頼します。簡潔に言うのであれば葬儀社ではなく、葬儀斡旋業者です。

『ネット系』葬儀社の特徴

費用が他のタイプと比べ、圧倒的に安価となっていることが特徴です。
ネット系葬儀の出現により、葬儀業界の単価はかなり下がったと言われています。

全国の葬儀社と提携しており、基本的にどこの葬儀でも受け付けています。
また、パック料金については追加料金が不要という内容が多く、料金体系が不明瞭だった葬儀業界の慣例を打ち破ったことが、消費者の人気を集めることになったと思います。

気を付けなくてはいけないのが、葬儀社を選べない点です。基本的には葬儀を行う地域の葬儀社が担当になります。嫌いな葬儀社がネット系葬儀に登録していた場合に担当となってします可能性がありますので、依頼時に確認しておくことをお勧めします。
また、葬儀社の質も選択できませんので注意してください。

葬儀に関する営業もしつこく来ることはないので、葬儀後の仏壇や墓などのしつこい営業が嫌な人にとっては楽かもしれません。

まとめ

葬儀社の4タイプについて、なんとなくイメージできたでしょうか?
ここで言いたいのは、どこが良いとか悪いではなく、どうしたいかという点です。

『互助会系』
事前積立で、いざという時安心。 ⇒ 将来への精神的な安定
『全葬連系』
地元葬儀社なので、葬儀は安心。 ⇒ 葬儀の現場での安心
『独立系』
個性的でその人らしい葬儀。 ⇒ 形にとらわれない自由な形で
『ネット系』
安く簡易的にやりたい。 ⇒ 金銭的な魅力

実に簡単に分類しましたが、初めはそんな感じでイメージしてもらえればいいのかなと思います。

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